駅のホームで視覚障害者が転落する痛ましい電車事故が相次いでいます。
聴覚障害者にとっても、聞こえないことが電車事故につながるケースが多いのです。
この度、運輸安全委員会が調査の結果、2014年度以降の電車関係の死亡事故6件のうち3件は、聴覚障害者が列車と衝突していたことがわかったそうです。
『時事通信社:死亡3件は聴覚障害者=3種踏切での事故—運輸安全委』
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0226/jj_190226_1148724271.html
(記事から一部引用)
遮断機のない「第3種踏切」で2014年度以降に起きた死亡事故6件のうち3件は、歩行中の聴覚障害者が列車と衝突していたことが26日、運輸安全委員会の調査で分かった。
運輸安全委は列車の接近に気付けなかった可能性を指摘した。
運輸安全委の報告書によると、JR九州日田彦山線の3種踏切(福岡県川崎町)で14年10月3日、女性=当時(71)=が普通列車にはねられ死亡した。
女性は耳が全く聞こえず、警報機が作動中に踏切に進入していた。日傘を差し、つばの広い帽子をかぶっていた上、警報機の点滅が太陽光で反射し見えにくかった可能性があるとされた。
踏切警報機は逆光では見にくいこともあり、それが電車の接近に気づくのが遅れたのかもしれません。
最近は、鉄道会社も安全対策に取り組み、見やすい警報機などの設置が広がっていますね!
【近畿日本鉄道 安全への取り組み】
https://www.kintetsu.jp/kouhou/anzenhoukoku/sa_operation.html
時事通信社:死亡3件は聴覚障害者=3種踏切での事故—運輸安全委