最近、芸能人など著名人の闘病のニュースが相次ぎますね。
聴覚障害者も重い病気になり、入院したときは
医師や看護師とのコミュニケーションに困ります。
この度、聴覚障害を持つ女性二人が、乳がんの闘病について語り合った書籍が出版されたそうです。
『産経新聞:聴覚障害者のがん闘病体験談、大阪の出版社が書籍化』
https://www.sankei.com/west/news/190224/wst1902240008-n1.html
(記事から一部引用)
乳がんと診断され、手術や抗がん剤治療を経験した大阪府枚方市の寺嶋久枝さん(57)と兵庫県伊丹市の川淵一江さん(45)に協力を仰ぎ、寺嶋さんの夫で手話通訳士の幸司さんらも交えて体験を語り合ってもらった。
久枝さんと川淵さんの対談では、乳がんが見つかった経緯や闘病生活についてそれぞれ説明。久枝さんは入院中に困ったこととして、医師や看護師がマスクをつけているため唇の動きが読めず、「取ってください」と毎回頼まなければならなかったことや、説明内容を「書いてほしい」と頼むと簡略化されて終わってしまったことなどをあげた。
一方、川淵さんは、手話通訳士が常駐するなどサポートが手厚い市立伊丹病院で治療を受けたことから、コミュニケーション上のストレスは少なかったという。さらに、スムーズに意思疎通を図るために、吐き気やしびれの有無といった毎回聞かれる決まった質問は、チェック表を自作して事前に書き込んでおくなどの工夫をしていたという。
重い病気が発覚したときは、患者はものすごい不安にさらされます。それが入院中なら検査や投薬の内容など、不安は尽きません。
ぜひ、病院の中にもコミュニケーションや心理的なバリアフリーが進んでほしいですよね。
産経新聞:聴覚障害者のがん闘病体験談、大阪の出版社が書籍化