聴覚障害者のコミュニケーション方法の一つに口話(読唇技術)があります。
似たような口形になる言葉(タバコ・卵・なまこ等)の場合、ズレて伝わったりと、あまりいい方法ではないのですが・・。
でも、そんな口話(読唇技術)を、IT技術で支援しようという研究が進んでいるようです。
【九州工業大学:読唇技術デモンストレーションアプリを開発しました】
http://www.kyutech.ac.jp/whats-new/press/entry-6128.html
(記事から一部引用)
本学情報工学研究院システム創成情報工学研究系の齊藤剛史准教授は読唇技術の研究に取り組んでおり、今回、読唇技術をスマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスで体験できるWeb版のデモンストレーションアプリを開発しました。
読唇技術は音声情報を用いずに映像情報のみから発話内容を推定する技術で、走行中の車内や、賑やかな場所など音声認識技術の利用が難しい高騒音環境、図書館や待合室など音声認識技術を利用しにくい公共の場所、加齢や喉頭摘出などにより音声コミュニケーションが困難な障害者が利用可能な次世代の音声認識インタフェースとして期待されています。
音声を文字へ自動で変換する技術の開発が進んでいますが、
口話(読唇技術)の方面でも研究が進んでいるのですね。
これからどう進むか、注目したい取り組みです!
国立大学法人九州工業大学:「読唇技術デモンストレーションアプリを開発しました」