聴覚障害者にとって運転中の悩みは、緊急車両のサイレンがなかなか聞こえず、接近に気づくのが遅れてしまうということです。
日本経済新聞に、韓国の現代自動車の取り組みが掲載されていました。
【日本経済新聞:現代自動車、聴覚障害者向けの運転支援技術を発表】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40106010X10C19A1000000/
(記事から一部引用)
韓国・現代自動車は、聴覚障害のあるドライバーに対し、サイレンなどの音情報を視覚や触覚に置き換えて伝える技術を2019年1月10日に発表した。緊急車両のサイレン、音声ナビゲーション、車両からの注意喚起を促す警告音、踏切音、他車からのクラクションなどを伝えられる。
まず人工知能(AI)を使って、聞こえてくる音のパターンを分析し、ドライバーに伝えるべき情報かどうかを判断する。
記事の写真を見てみると、ステアリングの点滅やヘッドアップディスプレイに表示など、すごくわかりやすいようです。
これから期待される人工知能(AI)の技術が活用されるようですね。
日本の自動車メーカーもぜひ、技術開発に取り組んでほしいものです!
日本経済新聞:「危険を知らせる音をステアリングホイールに色で表示。左に車線変更をするとき、他車がいなければブルーが表示される(写真:現代自動車)」
日本経済新聞:「他車が警笛を鳴らした場合は赤色が表示される(写真:現代自動車)」