旧優生保護法による不妊手術を強制的に受けさせられたのは
憲法違反であると、聴覚障害のある兵庫県内の夫婦2組が
国を相手に訴訟しました。
その第1回口頭弁論が、今日26日、神戸地裁で行われたそうです。
【NHK兵庫 強制不妊 聴覚障害者の初の裁判】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20181226/2020002703.html
(一部引用)
旧優生保護法のもと手術を強制されたとして、
聴覚に障害のある人が初めて国に謝罪と賠償を求めた裁判が
神戸地方裁判所で始まり、原告が「悲しみは今も続いている」と
訴えたのに対して、国は争う姿勢を示しました。
~中略~
聴覚障害者で作る「全日本ろうあ連盟」は、同意のないまま
不妊手術や中絶手術、それに男性の断種手術を受けた可能性が
ある聴覚障害者は、先月末時点で全国で131人に上るという
調査結果をまとめています。
このうち兵庫県は14人に上り、静岡県、大阪府に次いで
多くなっています。
今日は、当センターのボランティア室を借りて
三重ろう協主催の「聴覚障害児ウィンタースクール」が
開催されました。
たくさん集まった聞こえないお子さんが幸せそうに
みんなでワイワイとやり取りをしている様子を見ると、
かつて強制不妊手術を受けさせられた悲劇を繰り返しては
ならないと思うのです。