【朝日新聞デジタル:「手話通訳がいれば拒否できた」聴覚障害者への強制不妊】
優生保護法における障害者への強制不妊手術問題について、
聴覚障害者からも不妊手術や中絶を強いられたという声が
全国各地から上がり始めています。
【朝日新聞デジタル6/9 「手話通訳がいれば拒否できた」聴覚障害者への強制不妊】
https://www.asahi.com/articles/ASL6953Q5L69PTFC002.html
(記事から一部引用)
優生保護法は、本人や配偶者の障害を理由に不妊手術や中絶を認め、同意が不要な強制不妊手術は「遺伝性の難聴又(また)はろう」の人も対象にした。
「国に謝ってほしい」
記者会見には調査に応じた6人が出席。聴覚障害ゆえに十分な説明も受けられず、手術を強いられた無念さを、手話で語った。
神戸市の高木賢夫(たかお)さん(79)は29歳で結婚する際、不妊手術を受けさせられた。妻の妙子さん(77)も聴覚障害があり、子どもを産まないことが結婚の条件だと親に言われた。手術について手話で説明してくれる人はおらず、病院でズボンを下ろされ初めて悟った。「筆談では限界がある。手話通訳がいれば拒否できた」。妙子さんも「子どもがほしいか、私たちに聞いてほしかった」。
旧優生保護法による強制的な不妊手術問題を考える超党派の国会議員連盟も発足し、救済に向けて議員立法も視野に入れた動きも出ています。
しかし、大切なことはかつて障害者は子どもを生む機会も選ぶことができなかったということを忘れてはならないということです。