三重県警が1月10日に、ウェブ110番や#9110について啓発活動を行ったそうです。
ウェブ110は、電話ができない(緊急通報ができない)聴覚障害者がウェブ警察とのやり取りを通して警察を呼ぶ仕組みです。
なお、ウェブができない場合、FAXで110番通報ができるようにもなっています。
『毎日新聞:ウェブ110番、#9110も使って 県警、各地で呼び掛け/三重』
https://mainichi.jp/articles/20180111/ddl/k24/040/205000c
(記事から一部引用)
「110番の日」の10日、県警は迅速な通報などを呼び掛ける広報活動を県内各地で行った。耳などに障害を持つ人用の「ウェブ110番」や緊急性が低い場合の「〓9110」も紹介し、活用を促した。
県立ろう学校(津市藤方)では、中・高等部の生徒41人にウェブ110番講習が開かれた。ウェブ110番は県警ホームページなどから専用ページ(http://mie110.jp)にアクセスし、状況や現在位置、名前などを入力することで110番センターとやりとりできる。参加者からは「救急車も呼べますか」などの質問が出た。
記事によると、昨年1年間でウェブ110番による通報は44件あったそうです。
やはり、聞こえない人にとってウェブ110番は命綱なのです。
聾学校での講習会では参加者から「救急車も呼べますか?」と質問があったそうですが、ウェブ110番は警察への通報だけですね。
消防や救急の通報システムは消防署ごとの管轄となっており、基本的にはその地域の消防署にウェブやメール、またはFAXで通報できる体制があるかどうかです。
例えば、津市は「Web119」システムがあり、アプリで通報ができるようになっています。
当センターHPでも地域の緊急通報システムや災害情報メールなど、紹介をしています。
ぜひ、皆さまも情報がありましたらお知らせください。
【 聴覚障がい者の皆さまへ 緊急時・災害時にいのちを守るために】
https://www.deaf-mie-center.com/%E7%81%BD%E5B/
毎日新聞:ウェブ110番、#9110も使って 県警、各地で呼び掛け