沖縄タイムズ:手話普及の必要性、明確に 未使用者の話「理解できる」11.7% 沖縄県が初調査
手話を知らない人とのコミュニケーション理解度:「手話普及の必要性、明確に 未使用者の話「理解できる」11.7% 沖縄県が初調査」
沖縄タイムズの記事によると、沖縄県が聴覚・平衡機能障がいで身体障がい者手帳の交付を受けている沖縄県内の7978人を対象にコミュニケーション調査を行ったそうです。
同様の調査は、都道府県としては初めてのケースではないでしょうか。
(沖縄タイムズ記事から一部引用)
昨年4月に施行された「県手話言語条例」に基づく県手話推進計画を本年度中に策定するため、県障害福祉課が昨年12月初めて調査。10日に那覇市内であった県手話施策推進協議会で報告された。
過去1年間に手話通訳者派遣事業や相談支援などを利用したろう者らを市町村ごとに抽出・集計。年齢別では50代が最多の232人(46・1%)。障がい等級では、両耳全ろうの2級が89・3%を占めた。
初めて会う、手話を知らない健常者とのコミュニケーションは「半分程度理解できる」34・5%、「ほとんど理解できない」27・7%、「全く理解できない」19・3%と続いた。
県条例を「知っている」と答えたのは48・7%。自由意見では、手話通訳者の育成や、通訳者派遣事業の円滑な運用を求める意見などが多くあった。。
沖縄県の聴覚障害者7978人のうち、手話を使うのは503人。
その手話を使うろう者のうち、聞こえる人とのコミュニケーションについて81%が大きな困難をもっています。
このような調査はとても興味深くまた有意義な取り組みといえますね。
【沖縄タイムズ:手話普及の必要性、明確に 未使用者の話「理解できる」11.7% 沖縄県が初調査】
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/169117