合理的配慮の例(電話リレーサービス、聴覚障害者の命を救う)

三河湾で海上遭難した聴覚障害者たちの命を電話リレーサービスが救ったそうです

日本財団電話リレーサービス・モデルプロジェクト

利用者からの声

電話でのやり取りが困難な聴覚障害者にとって、緊急通報ができないということは生死に関わる問題です。

電話ができず救急車が呼べなかったため、手遅れになったという痛ましいケースは、聴覚障害者の中では珍しくないのです。

 

でも、先日三河湾で起きた海上遭難の事例は、最新のICT技術を活かした電話リレーサービスが、聴覚障害者の命を救いました。

 

【中日新聞:海上遭難、チャットが救う 三河湾、聴覚障害者4人無事】

 http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017060401001196.html (ホームページより一部引用)

愛知県西尾市一色町沖の三河湾で3日夜、転覆したプレジャーボートにつかまるなどしていた46~51歳の会社員の男性4人が救助された。4人は聴覚障害があり、うち1人が携帯している端末で、チャットの文面をオペレーターが伝える「電話リレーサービス」を使い、救援要請した。4人にけがはなかった。

 

現在、電話リレーサービスは日本財団が国と電話会社が制度化することをめざして、当面はモデル事業として行っているのみです。

聴覚障害者のいのちを守るために、一刻も早く電話リレーサービスを制度化してほしいですよね。

【日本財団電話リレーサービス・モデルプロジェクト】

 http://trs-nippon.jp/


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