産経新聞の論説に「障害は人にあるのではない、社会にあるのだ」と題して、論説委員・佐野慎輔氏が障害者の舞台芸術における鑑賞サポートについて論じておられます。
『産経新聞 論説委員・佐野慎輔氏
「障害は人にあるのではない、社会にあるのだ」』
http://www.sankei.com/column/news/161218/clm1612180004-n1.html
(ホームページから一部引用)
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舞台芸術における鑑賞サポートを行う例はほかにもある。
しかし、その数は全国的にみても決して多くはない。
ひとつには予算、コストの面が大きいという。字幕や音声ガイ
ドだけをとっても相応の情報サポート機器が必要となる。
また、的確な字幕を舞台の動きに合わせて瞬時に提示するためには設備とともに、作業効率の高さ、つまり機器を操る人の技量も求められよう。それだけの人材を育成できるか。
スタッフの、障害のある人、いや障害そのものへの理解も進めたい。研修や講習にも時間と費用がかかる。簡単にできる話ではないが、自分に置き換えれば、必要性がよくわかる。
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例えば、テレビ番組への字幕や手話付与率は年々あがっていますが、博物館や美術館、映画や劇場等文化芸術の分野では、まだまだ聴覚障害者が音声や情報を受け取れる環境は整っていません。
「障害は人にあるのではない、環境にあるのだ」という言葉、本当に実感できます。
障害者の社会参加だけではなく、芸術文化活動の参加も寿司飲していくことが必要ですよね。
『産経新聞 論説委員・佐野伸輔氏「障害は人にあるのではない、社会にあるのだ」』