全日本難聴者・中途失聴者団体連合会と全国要約筆記問題研究会が、『要約筆記事業におけるロールや用紙、ログの扱いについて』の統一見解を発表しました。
【要約筆記利用時のロール紙や用紙、ログの扱いについて】
(統一見解から一部引用)
1.要約筆記は音声言語を書記言語にする通訳行為です。
したがって、言語通訳同様その場で完結するもので、
通訳終了後は音声と同様に消えたものとお考えください。
2.要約筆記利用に際してログは残さない設定をします。
ロールや用紙は、通訳行為の結果として生じたもの
であり、二次利用のできるものではありません。
3.要約筆記された内容を利用者が記録として残したい
場合は、要約筆記とは別の記録作成を準備してください。
障害者差別解消法の施行から半年過ぎた今、手話通訳や要約筆記の派遣は広がっています。
しかし、ICT(情報技術・通信コミュニケーション)の発達により、手話通訳や要約筆記の二次利用の問題も絡んでいます。
これからどう整理していくか、考えていくときが来ていると思います。
統一見解は、下記のHPまたは左からダウンロードください。
全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
http://www.zennancho.or.jp/special/center.html
全国要約筆記問題研究会