聴覚障害関係の書籍が発行されました。
『「悔(かい)なれど忍(にん)」
- 吉田松陰のろうあ弟・杉敏三郎考-』
(説明)
平成27年のNHKの大河ドラマ「花燃ゆ」にも登場した
吉田松陰の弟であり、ろうあ者であった杉敏三郎の生涯に
ついて書かれた本です。
聴覚障害のある身で幕末・明治の激動期に「悔なれど忍」の
生き様で生き抜き、「兄松陰に勝るとも劣らぬと言われた
ろうあ武士」杉敏三郎のことを知ってほしいという著者の
思いがこの本に詰まっています。
吉田松陰に関する本はたくさんありますが、
杉敏三郎に関する史料は極めて少なく、
彼について書かれた本もわずかです。
しかし、著者は資料をできるだけ探し出し、
それをていねいに分析し、考察を加えています。
(書籍発行案内にある著者の言葉より)
「本書発行の目的は、江戸時代末期から明治時代にかけての
1人のろう者の生きた足跡から、当時のろうあ者をめぐる
状況を探り、分かったことを関心のある方々に知ってもら
うためである。特に聴覚障がい関係者には当時のろうあ者
の正しい姿をとらえてもらいたい」
詳しくは左の案内PDFをごらんください。
案内には「申込み用紙」が掲載されていましたが、
著者の個人情報がありますので、略しています。
申込用紙がほしい方は、メールにてセンターにお問合せ
下さい。